海外で主流となっているネックレスの重ね着けが、今日本でもトレンドになっています。ネックレスを複数組み合わせることにより、こなれ感や華やかさがグッと上がり、組み合わせ次第でカジュアルからフォーマルまでコーデの幅が広がるのが魅力です。

続いて、ネックレスを重ね着けする際のコツを紹介します。好みのネックレスをただ重ねるのではなく、ネックレスの細さ・ボリューム・色・長さ・服とのバランス感を考慮するのがポイントです。

同じ色のネックレスを組み合わせると、統一感が出てコーデに自然とまとまりを出せます。重ね着け初心者の人でも、安心して挑戦しやすい組み合わせです。1色で統一する時は、パーソナルカラーを意識すると、自分により似合わせられるでしょう。​

一方、色が異なるネックレスの組み合わせは、個性を出したい時にぴったり。一見難しそうに思われるのですが、デザイン・モチーフを統一させればまとまりが良くなります。

チェーンの細さを揃えると、統一感を出せます。比較的どのようなコーディネートにも合わせやすいので、重ね着け初心者におすすめです。細めのネックレス同士を組み合わせれば、上品な印象に仕上がりますよ。

細さを揃えて種類が異なるチェーンを組み合わせるのもおすすめです。アクセントになり、コーデに変化をつけられます。ボールチェーン・あずきチェーンなど種類が豊富なので、好みのものを選んで組み合わせを楽しんでみてくださいね。

ボリュームのあるもの同士を組み合わせてしまうと、見た目がジャラジャラとして、派手な印象になりがちです。ボリュームのあるパールのネックレスや太めチェーンには、華奢なチェーンを組み合わせて、ボリューム感のバランスを取りましょう。

同じ長さのチェーンを重ね着けしてしまうと、首元がごちゃごちゃとした印象に見えることもあります。そこで、長さの異なるネックレスを重ね着けするのがおすすめです。首元が華やかになるのに加え、Vのラインが縦に2つ並ぶことで胸元がすっきりと見えます。また、チェーンの長さが異なることでネックレス同士が絡まりにくくなるというメリットもあります。

ペンダントトップやネックレスチェーンのボリュームが異なる2つを重ね着けする場合は、ボリュームがある方を下にするとバランス良く見えます。上品な印象に仕上げたければ、ネックレスの長さに5〜10cmほどの差をつけてみましょう。さらに差ををつければラグジュアリーな印象に仕上がります。着る服によっても相性の良い長さが異なるので、その日の服装も考慮してみてくださいね。

トップスのデザインに合わせて、重ね着けの仕方を変えましょう。タートルネックのような首元が詰まったトップスには、長めのネックレスを重ねるのがおすすめです。重心を落とすことで、すっきりとした印象に仕上がります。また、デザインが似た短めのネックレスを3本ほど重ね着けすると、襟元が寂しくならずスタイリッシュに見せられますよ。

一方、首元や胸元が開いたトップスには、肌が出ている範囲に収まるような短めのネックレスを重ねるのがおすすめ。胸元が寂しくならず華やかになる他、胸元にネックレスを収めることで、バランスも良いです。

ネックレスを重ね着けする際のポイントが分かったところで、実際のコーディネート例を見ていきましょう。ネックレスの特徴を活かしつつ組み合わせれば、よりコーディネートの幅が広がりますよ。

チャームなしネックレスの重ね着けです。シンプルな組み合わせなので初心者でもチャレンジしやすいでしょう。色で統一感を持たせつつ、チェーンの種類と太さで変化を出しています。デザイン性の高いトップスと合わせると、ネックレスが洋服のデザインを引き立て、トップスのデザインをコーデのポイントにできますよ。

モチーフが付いたネックレス同士の組み合わせです。丸のモチーフが付いたネックレスを2つ重ね着けすることで、統一感が出ています。シンプルな組み合わせですが、同じモチーフを組み合わせることで、華やかさをアップさせられるでしょう。

ゴールドのネックレス同士の組み合わせです。片方はシンプルなゴールドネックレス、もう片方はチャーム付きのものを使っています。ボリュームのあるチャーム付きネックレスを下に着けることで、バランス良いです。長さが異なるものを選んでいるので、それぞれのネックレスが引き立っています。

パールとチャームが付いたゴールドネックレスの組み合わせです。パールと重ね着けすることで上品さがプラスされます。パールは重ね着けの定番アイテムで、画像のような小ぶりのものが使いやすいですよ。

あえて、スウェットなどのカジュアルアイテムに、パールネックレスを使った重ね着けを組み合わせるのもおすすめです。パールとカジュアルアイテムの組み合わせは旬のテクニック。そこに、同じく旬の重ね着けを取り入れれば旬なコーデが完成します。

次に、ネックレスを重ね着けする際のよくあるお悩みと解決策を紹介します。ネックレスを重ね着けすると、絡まったりずれたりすることも。お悩みの原因に迫りながら、解決に導ける、着ける時の工夫について見ていきましょう。

ペンダントトップの重みと留め具の重みのバランスが悪いと、ネックレスが回ってしまう可能性があります。留め具が軽いのに対しペンダントトップが重い、留め具が重いのに対しペンダントトップが軽い、など重さのバランスが悪いと、体の振動にネックレスが耐えられず回ってしまいます。

その他、体の歪みが原因でネックレスが回る場合も。普段に何気なくとっている姿勢や癖によって、体が傾いてしまうためです。留め具が軽い場合は、留め具にアジャスターやチャームを付けて重さをプラスしてみましょう。その他、重ね着けするネックレスの留め具と互い違いに留めるのもひとつの手です。 ネックレスのチェーン同士がクロスするので回りづらくなります。もし体の歪みに原因がある場合は、自分の癖や生活習慣を見直したり、整体に行ったりするのも良いですよ。

ネックレスのペンダントトップが軽いと、うしろに引っ張られてずれてしまうことがあります。また、なで肩の人はうしろにずれやすい傾向も。その場合は、アジャスターを付けてネックレスに長さを出すせば、重心のバランスが取れてうしろにずれにくくなりますよ。

その他、チェーン自体を軽い素材に変えたり、ペンダントトップが重いものを選んだりする方法もおすすめです。

重ね着けしたネックレスが絡まる要因のひとつが、ネックレスのずれやネックレスの長さです。ネックレスがずれにくくなるよう前項で紹介した対策を試してみてください。長さの異なるネックレスを重ねる際は、短いネックレスから順に重ねていくと絡まりづらくなります。

それでも絡まってしまう場合は、つまようじを使って絡まりを直してみましょう。

＜直し方＞
1.ネックレスチェーンを広げ、絡まった箇所を確認する
2.絡まっている部分を爪楊枝で突いて隙間を作る
3.できた隙間に爪楊枝を通し、絡まりをほどく

最後にネックレスの重ね着けにおすすめの、milunaのジュエリーを紹介します。milunaは、天然石をアップサイクルし、新たな形に姿を変えたおしゃれなジュエリーを取り扱っています。重ね着けに取り入れやすい、シンプルで華奢なデザインのものが豊富です。今回は同素材の太さとモチーフ違いの重ねづけにおすすめの商品を紹介します。

ネックレスの重ね着けは、普段のコーディネートに取り入れることで、華やかさやこなれ感を出せるテクニックのひとつ。ネックレスの組み合わせ方はかなり幅広く、なりたいイメージや着る服との相性を考慮しながら、ぴったりの組み合わせを考えてみてはいかがでしょうか。本記事で紹介したコツやコーデ例を参考に、ぜひ普段のファッションにネックレスの重ね着けを取り入れてみてくださいね。