- Interview
- 2024.03.05
【My “TIMELESS” Vol.5】ライフスタイルクリエイター・未来 リナさん
環境に配慮したライフスタイルを送りながらファッションを楽しむ、素敵な女性達にフォーカスし、サステナブルなライフスタイルやmi lunaのジュエリーについてインタビューする企画、My “TIMELESS”の第5弾!今回は「調和」や「セルフラブ」をテーマにライフスタイルの提案・発信をされている、「ライフスタイルクリエイター」の未来 リナさんにお話をお伺いしました。
リナさんってどんな人?
3歳でキッズモデルとしてデビュー。16歳のときに摂食障害とうつを経験したことがきっかけとなり、ヴィーガンのライフスタイルに興味を持つ。そこから地球環境、産業廃棄、消費行動が社会にどういった影響を与えているのかを学び、発信を始める。現在は「セルフラブ」を切り口に、心も体も健康になるライフスタイルやマインドの提案を行っている。
Lina Mirai|note
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全ての活動・発信に共通するのは「ライフスタイル」
リナさんの主な活動の1つである「ライフスタイルクリエイター」について教えてください。
「ライフスタイルクリエイター」という肩書は、元々マネージャーでもあった姉と一緒に考えたものです。セルフラブ・セルフケアのマインドの持ち方、ヴィーガンやサステナブルについての考え方、地球環境をはじめとする社会問題、動物達との調和など、私の活動・発信の全てに共通しているのが「ライフスタイル」なので、「それぞれの人が今の自分にベストな、より世界との調和につながるライフスタイルづくりをできるよう、インスパイアする」という意味を込めて、この肩書にしました。
Instagramなどからお仕事をいただくことが増え、「何か肩書があった方がわかりやすいかな?」と思い付けたのですが、自分の活動を具体的な言葉で表すのは難しいですね。
自分がそのときにできる活動を発信していきたい、肩書によって活動を制限されたくないという思いがあるので、狭い言葉で表すのは避けたくて。「ライフスタイル」という広い意味を持つ言葉で表現することにしました。
生きるモチベーションになったヴィーガンとの出会い
今の活動のきっかけとなったのが、ヴィーガンとの出会いだったとか?
そうですね。私は16歳のときに摂食障害とうつを経験しており、そのときにヴィーガンのライフスタイルと出会いました。
摂食障害になったのは、自分の中でルールを追及し過ぎる「完璧主義」が原因です。例えば、食品に添加物が入っていないかどうかが気になって、一口も食べられないということがありました。
それから食欲がなく、生きる希望も持てない日々が続いていたのですが、ある日Instagramのとある料理に目が留まって。その料理を見て心から「おいしそう!これ食べたい!」と思ったんです。それがヴィーガン料理との出会いでした。
そこからヴィーガンに関するフード系のInstagramやブログを見るようになり、ヴィーガン料理を追及したい、ヴィーガンのライフスタイルをもっと知りたいと思うようになりました。
リナさんが考えるヴィーガンの魅力を教えてください。
ヴィーガンなら何でも良い、ヴィーガンでないなら欠けている、という極端な価値観を感じてしまう人もいますが、私はヴィーガンとは食事の選び方以前に、ひとつの「思想」や「信念」のことを指すと思っています。例え完全なるヴィーガンのライフスタイルを送っていなくても、より地球環境や動物、全人類にとってマイナスな影響を減らし、調和のとれた生き方を目指し工夫している人は、ヴィーガン本来の意味を生きていると思います。
今もヴィーガンのライフスタイルを続けていらっしゃるのですか?
実は、今は100%ヴィーガンではないんです。20歳のときに難病にかかり、体重が激減してしまって。この病気にかかると、豆類やナッツなど食物繊維の多い食材を消化・吸収できなくなってしまうんです。
白米と豆腐のみで2年ほど過ごしたこともあるのですが、栄養が体に行き届かず……。健康のために食物繊維を控え、動物性の脂質をとることにしました。
そこからは完璧なヴィーガンではなくなりましたが、今が一番健康だと感じています。ただ、今までヴィーガンのライフスタイルを送ってきた自分との葛藤はあったので、食べ物の選び方・とり方は工夫しています。
例えば卵。卵を産めなくなったニワトリは食肉にされるのが一般的なのですが、役目を終えた後もずっと面倒を見続ける農家さんを探し、そこから卵を購入しています。またサーモンを食べるときは、環境汚染につながりにくい天然のサーモンを選ぶようにしています。
今も基本はプラントベースの食生活ですが、体が必要と感じたときに必要な分だけ動物性の食品を摂取してバランスをとっています。
SNSなどで発信されているヴィーガンレシピのこだわりを教えてください。
発信しているヴィーガンレシピは、「食事はアート」をテーマに、カラフルを大切にしています。カラーが多く色鮮やかな食事だと、見た目にも食欲が湧きますよね!また、絵を描くようなイメージでさまざまなカラーの食材を足すことで、栄養やビタミンも増えます。
満足感をアップさせるのもポイント。野菜だけのシンプルなサラダに、さつまいも(炭水化物)やアボカド(脂質、ビタミン)、豆腐(タンパク質)、ひよこ豆(タンパク質)などを加えてボリュームを出すことが多いです。オリーブオイルと塩で仕上げるだけでも満足感があっておいしいですよ!
日常的に誰でも簡単にヴィーガンを取り入れられる方法があれば教えてください。
以下のように動物性食品を植物性食品に代用することから始めてみてはいかがでしょうか?
・牛乳→豆乳やアーモンドミルクなどで代用する。
・肉→豆腐、豆類、大豆ミート、ビヨンドミートなどを試してみる。
・バター→ナッツバター、ヴィーガンバター、オリーブオイル +塩などを使用する。
この他、ヴィーガンレストランで食事をしてみるなど、外食する場所を変えるのもおすすめです。
また、生産背景がわかるところから食材を購入することも心がけたいポイント。大量生産していないか、虐待的ではないかなどの背景を知りたいので、私はなるべく作り手が見えるところから食材を買うよう心がけています。
留学経験から学んだ「地球環境を考えるのが当たり前」のマインド
オーストラリアへの留学経験があるとお聞きしました。SDGsの認知度やヴィーガン・サステナブルについての取り組みなど、日本とのギャップを感じたことはありますか?
留学したのが19歳のときなので4〜5年前の情報になるのですが、当時でも日本とのギャップにびっくりしました!まず、誰もペットボトルの水を持ち歩いていないことに驚きましたね。みんなマイボトルかマグカップをいつも持参しているんです。
また、飲食店で残った食材や規格外の食材を新たに調理して提供する、ビュッフェ形式のレストランも印象的でした。余裕のある人が寄付という形で飲食代を支払うのが基本システムなので、経済的に困っている人はお金を払う必要がありません。そのため地域の人から旅人、子どもからお年寄りまで色んな人が集まり一緒に食卓を囲んでいて、私はその空間が大好きでした。
その他、マーケットへ行くと規格外の野菜が売られていたり、石鹸やチョコレートが量り売りされていたりというのも日常の光景でしたね。どのレストランでもヴィーガンメニューや植物性ミルクが用意されているのも、日本とのギャップで印象的でした。
オーストラリアでは、「地球環境を考えて生活するのが当たり前」なんですよね。国全体でシステムが出来上がっており、それがきちんと循環しているので、みんなが無理なくSDGsやサステナブルな考え方を持つことができる、そう感じました。
日々の小さな取り組みがより良い未来へつながる
サステナブルの考え方が日本でも広がっていることについて、どのように感じていますか?
地球により良い生活をしたい人が増えているのは、素敵なことだと感じています。みんながサステナブルなマインドを持ち、それぞれの行動や想いが組み合わさることで未来が変わっていくのではないかと思います。
日常生活で取り入れやすいサステナブルな活動を教えてください。
欲しいモノはなるべく新品ではなく、リユース品やおさがりなど「セカンドハンド」のアイテムを購入するよう意識してみてはいかがでしょうか?私はヴィンテージが好きなので、洋服やアクセサリーはもちろん、食器や家具も「セカンドハンド」で揃えることが多いです。
またサステナブルを意識したアイテムを取り入れてみるのもおすすめです。私が愛用している「SHINA organic」のコスメは、発色がきれいなことに加え「天然由来原料100%」「動物実験なし」「生後6ヶ月の赤ちゃんから使用可能」で、使う人や環境に配慮されているのが特徴。
小さめサイズなので、使い切れずに捨ててしまうことも防げます。また、中身を詰め替えられるのもエコで良いですね。
日々の活動で意識していること、大切にしていることを教えてください。
大きなことに無理して取り組むのではなく、小さなことを毎日継続するよう心がけています。
例えば、再生紙のトイレットペーパーを使う、梱包に使われていたプチプチを引っ越し用に取っておく、ペットボトルの水を買わなくていいように浄水器を付けるなど、身近なもったいないを意識するだけでも変化があると思います。
人それぞれ人生のバックグラウンドやライフステージ、経済面、精神面が異なるので、それを理解して自分が今できることに取り組む姿勢が大切ですね。「誰かが10やっているから、私も10やらないと!」と無理する必要はなくて……。みんながそれぞれにできることを増やしていけたら、より良い未来につながるのではと思っています。
今後やってみたい活動はありますか?
以前、アップサイクルされたボタンと貝殻で作ったアクセサリーを販売している沖縄の雑貨屋さんを訪れたことがあり、とても興味を持ちました。
私自身もいつか、廃棄されたものを使用したジュエリーのブランドを作れたらいいなと思っています。またドレスが子どもの頃から大好きなので、アップサイクルされた素材や廃棄素材を使ったドレスのブランドも立ち上げられたらと思っています。デザインは特別なシーンだけではなく、日常生活でも着られるものが理想ですね。
今の社会はモノに溢れているので、新しい素材は必要ない。アップサイクルされた素材を使うだけでも十分素敵なジュエリーやドレスが作れるのではないかと思います。
その他の活動としては、「ソウルノート」のガイドブックを作りたいですね。「ソウルノート」とは、自分の想いや本音を綴ったノートのこと。私はいつも「ソウルノート」に考えを書き込みながら、自分と向き合うようにしています。
ジュエリーは特別な思い出が詰まったお守り
ここからは、mi lunaやジュエリーについてお伺いします。リナさんにとっての「ジュエリー」とはどんな存在ですか?
お守りのようにパワーをくれる存在ですね。なので、ピアスやリングを着け忘れた日は、何だかソワソワしてしまいます。デザインはシンプルなものを選ぶことが多いです。夏は元気の出るカラフルなジュエリーも好んで身に着けています。
ジュエリーを身に着けることって、サラダに「最後の仕上げ」としてドレッシングをかけることと似ているなぁといつも思うんです。ミニマムなファッションのワンポイントになったり、身に着けることでファッションの完成度が高まったりするのが魅力ですね。
リナさんにとっての思い出のジュエリーを教えてください。
旅先で購入したジュエリーは思い出深いものが多いです。ジュエリーを見る度にそのときのシチュエーションや思い出を振り返れるので大切にしています。
特に印象に残っているのは、スペインを旅していたときに気に入ったジュエリー。道端で、工場の廃棄素材(銀や胴)を使った手作りジュエリーを販売していたイタリア人のおじさんから購入しました。列車でスペインやイタリア、フランスなどヨーロッパを回りながらジュエリーを販売しているそう。廃材がきれいなジュエリーに生まれ変わるなんて!と感動しました。
また、毎日身に着けているターコイズのネックレスも特別なジュエリーですね。20歳の頃、オーストラリアの友達が来日したときにプレゼントしてくれたもので、今でもお守りように大切にしています。
リナさんが思う、mi lunaの魅力は?
アップサイクルされた天然石を使用しているところが魅力的です。
あえて加工されていない、ありのままの天然石を引き継いでいるのも、つける人へのメッセージに繋がるのではないでしょうか。
サステナブルに対するメッセージ性が感じられて素敵ですね!
「アップサイクル」「ありのままの姿」「石の意味」「色のメッセージ」など、色んなエッセンスがつまっているジュエリーだなと感じました!
また、天然石のカラーが際立つフェミニンなデザインにも惹かれました。カラフルなもの、意味が込められているものって、身に着けるだけで元気が出ますよね。
幸せを感じるために必要なのは「感謝の心」
最後にリナさんにとっての”TIMELESS”なモノを教えてください!
「感謝の心」です。これは昔も今も変わらず大切にしています。
私は、幸せを感じるためにも「感謝の心」を持つ必要があると思っています。たとえお金があっても、完璧なパートナーに出会えても、目標を達成できても、そこに「感謝の心」がなければ、きっと幸せを感じられないはず。
例えば、天気ひとつにしても雨で落ち込むのではなく、「恵みの雨で植物達が元気になるな!」と思えるようなマインドを持ち、それが1つずつ増えていけば幸せが広がっていくのではないでしょうか。
とはいえ私も、いつもそのように思えるわけではありません。なるべく自分でリマインドするよう心がけ、日々の出来事ひとつひとつに感謝していきたいと思っています!
mi luna
「mi luna = 私の月」 今を輝く女性を照らす、地球に優しいサステナブルジュエリー。一度ジュエリーとして輝いた天然石やパールをアップサイクルして、新しい姿へと生まれ変わらせました。K10・K18を使用した1点もののリングやネックレス・ピアスを展開しています。