星座石は、12星座にもとづいて決められた宝石。日本ではあまりなじみがない星座石ですが、ヨーロッパではお守り感覚で身に着ける宝石として関心が高いようです。似たものに、生まれ月にもとづいて決められた誕生石があり、どちらも守護石として知られています。まずは、星座石と誕生石について、それぞれのルーツや違いを見ていきましょう。

星座石は、12星座それぞれに割り振られた守護石のこと。

それぞれの星座のイメージや神話、守護星から、当時の占星術師達が当てはめた宝石が、星座石といわれています。また、旧約聖書に登場するユダヤ教の祭司達が着ける胸当てにはめ込まれた12種類の宝石が起源という説も。これは、誕生石の起源でもあるといわれています。

当時から、星座石を身に着けることで星のパワーを得られ、自分が本来もつ力を引き出せると考えられていました。その後時代とともに星座石の見直しが行われてきたため、今では1つの星座にいくつかの天然石が割り振られています。

1月〜12月までそれぞれの月に当てはめられた宝石を誕生石と呼び、生まれた月の宝石を身に着けていると幸せが訪れると言い伝えられています。

誕生石の起源にもいくつかの説があり、そのうちの1つが、先述した旧約聖書。その他、新約聖書の「ヨハネ黙示録」に記されている新エルサレム城塞の12の土台に飾られた宝石に起源があるという説、西洋占星術によるという説、星座石から派生したという説があります。

誕生石は国や地域で違いがありましたが、商業上統一するために各国の商組合などで基準が制定され、現在の誕生石に決まりました。

誕生石が各月に1つか2つ程度なのに対し、星座石は種類の豊富さが特徴です。星座石と誕生石を組み合わせると選択肢が広がり、自分に合ったものを見つけやすいだけでなく、選ぶのがより楽しくなるでしょう。

例えば、8月生まれで誕生石のペリドットがしっくりこない場合には、自分の星座石の中から気に入った宝石を選ぶこともできます。

ここからは、12星座の星座石を見ていきましょう。また、それぞれの星座を守る守護惑星や、星座の特徴も一緒に紹介します。

＜星座石＞
ルビー、ガーネット、珊瑚、インカローズ、カーネリアン
情熱的な赤系の天然石が多い。

＜守護惑星＞
火星

＜性格＞
・チャレンジ精神が旺盛で活発。
・何事にも物怖じせず果敢に立ち向かう勇気ある。
・負けず嫌いで独立心が旺盛。

＜星座石＞
エメラルド、マラカイト、ジェード、ぺリドット、翡翠、クリソプレーズ、ローズクォーツ
穏やかな雰囲気を感じさせる、緑系の上品な天然石が多い。

＜守護惑星＞
金星

＜性格＞
・温厚な性格で母性が強い。
・周りをリラックスさせるような雰囲気を持つ。
・五感が鋭く、堅実で努力家な一面がある。

＜星座石＞
シトリン、トパーズ、アレキサンドライト、アゲート、アクアマリン
黄色系や水色系の天然石が多い。ふたご座の二面性を表すようなカラーチェンジストーンも含まれる。

＜守護惑星＞
水星

＜性格＞
・好奇心が旺盛で、フットワークの軽さと知性を兼ね備えている。
・社交的で頭の回転が早い。
・二面性がある。

＜星座石＞
ムーンストーン、パール、アクアマリン、サファイヤ
守護惑星である月のイメージにふさわしく、白系や寒色系の上品な輝きの天然石が多い。

＜守護惑星＞
月

＜性格＞
・ロマンチストで優しい。
・親しみやすく、愛嬌がある。
・感受性が豊かで面倒見が良い。

＜星座石＞
トパーズ、ルビー、琥珀、カーネリアン、ガーネット
守護惑星である太陽をイメージさせる、赤系やオレンジ系の天然石が多い。

＜守護惑星＞
太陽

＜性格＞
・プライドが高くリーダー気質。
・生命力に溢れ、自分らしさを大切にする傾向がある。

＜星座石＞
トパーズ、シトリン、アゲート、サファイヤ、ラピスラズリ
温かみのある黄色系や、聡明さを感じる青系の天然石が多い。

＜守護惑星＞
水星

＜性格＞
・奉仕の精神に溢れ、謙虚。
・冷静で聡明な一面を持つ。
・分析力に優れている。

＜星座石＞
オパール、ホワイトオパール、エメラルド、ジェード、ぺリドット、マラカイト
優雅な雰囲気が漂う緑系の天然石が多い。

＜守護惑星＞
金星

＜性格＞
・てんびんのようにバランスのとれた人柄。
・社交性に優れている。
・洗練された、優雅な雰囲気を持つ。

＜星座石＞
ルビー、ガーネット、トルマリン、珊瑚、カーネリアン
さそり座の内なる情熱を表すかのような、赤系の天然石が多い。

＜守護惑星＞
冥王星

＜性格＞
・どこかミステリアスな雰囲気を持つ。
・直観力に優れている。
・物事の本質を大切にする。
・深い探究心や洞察力がある。

＜星座石＞
アメジスト、ターコイズ、スギライト、ラピスラズリ
幻想的で個性的な、紫系や青系の天然石が多い。

＜守護惑星＞
木星

＜性格＞
・楽観的で自由な考えを持つ。
・マイペースで楽しいことや刺激を求めて理想を追い続ける。

＜星座石＞
オニキス、アメジスト、ガーネット、サファイヤ、ターコイズ、琥珀
赤や黄色などの暖色系から、青系までバリエーション豊かな天然石が多い。

＜守護惑星＞
土星

＜性格＞
・努力家で野心家。
・物事を冷静に判断する能力を持つ。
・ユニークな一面がある。

＜星座石＞
サファイヤ、アメジスト、ヘマタイト、オパール、オニキス
青系や紫系、黒系などの落ち着いたカラーの天然石が多い。

＜守護惑星＞
天王星

＜性格＞
・既存の枠にとらわれない自由の精神を持つ。
・発想力や独創性が豊か。
・個性を大切にする。

＜星座石＞
アメジスト、アオライト、スギライト、エメラルド、マラカイト、ペリドット、ジェード、アクアマリン
紫系や緑系、水色系などの、水を思わせる寒色系が多い。

＜守護惑星＞
海王星

＜性格＞
・直観力に優れている。
・感受性が豊かで繊細。
・献身的で人懐っこい。

星座石はジュエリーとして身に着ける場合、その場所によっても意味合いが変わるといわれています。自分の星座石はどこに着けるのが良いのか、チェックしてみてくださいね。

手はすべてのエネルギー集まるとされる、オールマイティーな場所。手の平や手首はエネルギーの出入り口で、左手からエネルギーが入り、右手から出て行くといわれてます。

エネルギーを取り込みたい時やインプットに力を入れたい時は左手に、自分の中からエネルギーを放出したい時やアウトプットに力を入れたい時は右手に、ブレスレットを着けるのがおすすめです。

口元に近い短めのネックレスは、自己表現力やコニュニケーション力のアップに効果的とされています。社交性の向上や対人関係の改善といった力があるとされる天然石は、この位置に取り入れてみましょう。

反対に、チェーンが長いネックレスはトップが心臓に近く、ハートにパワーを与えられるので、精神面の安定や心の疲れを癒すといわれています。愛を象徴する星座石や癒しの力があるとされる天然石などは、チェーンの長いネックレスとして身に着けるのがおすすめです。

耳は脳に近い場所。そのため、感覚に影響を与えるとされ、判断力や集中力を高めるといわれています。直観力・発想力・クリエイティビティなどに関する効果があるとされる天然石は、イヤリングやピアスとして身に着けるのがおすすめです。

リングを身に着けると体中にエネルギーが巡るといわれることから、指は石の効果を伝えやすい場所とされています。体中にエネルギーを送りたい時にリングの力を借りてみましょう。

右手は、権力や現実の力など目に見えるものや、手に入れたものをパワーアップさせたい時におすすめ。左手は、信念や思といった目に見えないものや、これから手に入れたい力、叶えたいことがある時に効果的とされています。

ここでは、それぞれの星座石をあしらった、mi lunaのおすすめジュエリーを紹介します。mi lunaは、女性の内面にある ”魅力” を照らし、輝かせる、サスティナブルジュエリーブランド。身に着けることで、あなたの魅了をさらに引き出し、勇気づけてくれますよ。

身に着ける人の魅力をさらに引き出してくれる星座石。どの石も素敵なものばかりで、選ぶのに迷ってしまいますね。ぜひ、気に入ったmi lunaの星座石ジュエリーをご自身の守護石として、身に着けてみてはいかがでしょうか？ なじみのある誕生石だけでなく、星座石も取り入れながら、おしゃれを楽しんでくださいね。