
- Jewelry Tips
- 2022.12.01
12月誕生石|ターコイズ・タンザナイト・ラピスラズリ。石言葉と色の合わせ方も
12月の誕生石はターコイズ、タンザナイト、ラピスラズリの3つです。どれもブルーを基調とした大人っぽい印象の石ではありますが、それぞれ特徴や石言葉は異なります。本記事では12月の誕生石の歴史や特徴、石言葉などを紹介します。併せて、それぞれの石に似合うカラーもチェックしていきましょう。
INDEX
12月の誕生石①「ターコイズ」

12月の誕生石1つ目は、ターコイズ。深みのある水色に、神秘的な縞模様や斑点が魅力です。ここでは、ターコイズの歴史や特徴、石言葉とパワーを紹介します。
ターコイズの歴史
“トルコ石”と呼ばれることもあるターコイズ。ターコイズという名称は13世紀頃から使われており、それまでは「カレース(美しい石)」と呼ばれていたようです。ターコイズの由来は、フランス語のpierre turquoise(ピエール・テュルコワーズ) =「トルコの石」と言われています。そこからトルコ石という別名が世に浸透していきました。
ターコイズは「トルコの石」が由来ではありますが、トルコで採掘されているわけではありません。「トルコの石」と言われていた理由は諸説ありますが、ターコイズが中東からヨーロッパへ輸出される時、貿易経由地にトルコがあったために「トルコの石」と呼ばれるようになったと伝えられています。
またメソポタミアでは、紀元前5,000年のターコイズのビーズが発見されるなど、古くから人々が愛用してきたことが分かっています。
ターコイズの特徴
色の名前として「ターコイズブルー」と名前が付けられるほどの美しい色合いは、鮮やかな水色や濃い青、または黒や茶色の文様が入っているものもあり、一つ一つが独特です。ターコイズは世界中で人気が高く、イミテーションや偽物が多く販売されているため、本物とそうでないものを見定めるには経験や知識が必要とされています。
ターコイズの石言葉とパワー
ターコイズの石言葉は「成功」「繁栄」「強運」「解放」「旅の安全」などです。冬の青空を思わせるその色彩のように明るいエネルギーを持ち、ネガティブな気持ちを払いのけてくれるパワーがあります。昔は旅のお守りとして重宝されていたようです。
また、ターコイズは身に着けることでインスピレーションが高まり、夢や目標を達成させてくれるパワーを持つとも信じられています。人生をサポートしてくれる守護石として身に着けるのも良いかもしれません。
12月の誕生石②「タンザナイト」

もう1つの12月の誕生石は、光や見る角度によって色が変化して見えるタンザナイトです。いつも違った輝きを放ち、見飽きることのないタンザナイトについて詳しく紹介します。
タンザナイトの歴史
タンザナイトは、他の宝石に比べて比較的新しく発見された宝石です。1967年に東アフリカの国、タンザニアのアルーシャ地域のメレラニ鉱山で、現地の部族民族が青い結晶の塊を発見したのが始まりです。鉱物名はブルーゾイサイト。自殺を意味する“スーサイド”と”ゾイサイド”の響きが似ているという理由から、タンザナイトと呼ぶようにした説があります。
タンザナイトの特徴
角度や当てる光によって見え方が変わる、多色性があることがタンザナイトの最大の魅力です。角度によって見える色が変化するので、カットの仕方によってさまざまな色を創り上げることができます。タンザナイトは、太陽の明るい光を受けると鮮やかなブルーに見え、夜の照明があたる場所や薄暗い場所では紫色に見えるのが特徴です。
また、タンザナイトはタンザニアの鉱山のみで採掘されるため、ダイヤモンド以上の希少価値があると称されることもあります。
タンザナイトの石言葉とパワー
タンザナイトの石言葉は「高貴」「冷静」「空想」「誇り高き人」「神秘」などです。内なる意識や知性を高めることで、負のエネルギーを良い方向へと向かわせ、あらゆることを成功に導く石と言われています。
その他、これまでの良くない流れを断ち切り、良い流れへと導くパワーがあるとも言われます。さらに財運を上げてくれたり、コミュニケーション能力をアップしたりと、タンザナイトはさまざまなパワーを持つとされる宝石です。
12月の誕生石③「ラピスラズリ」

最後に紹介する12月の誕生石はラピスラズリ。宇宙のような、星空のような、そんなロマンティックな見た目がとても魅力的なラピスラズリの詳細を見ていきましょう。
ラピスラズリの歴史
ラピスラズリは、フェルメールの名作「真珠の耳飾りの少女」の絵具に使われたことで有名な宝石です。アフガニスタン、バダフシャン地方のラピスラズリ鉱山は、およそ7,000年もの間採掘されており、現存する中で世界最古の鉱山の1つとして知られます。
ラピスラズリという名前は、石を意味するラテン語の「ラピス」と、アラビア語で天空や青色を意味する「ラズリ」からなる創作語です。昔の人々は目でその美しさを楽しむだけでなく、粉末状にしたものを化粧品や薬として使用したり、魔除けに用いたりすることもあったようです。紀元前には、世界各地でラピスラズリが「聖なる石」として大切にされていました。
ラピスラズリの特徴
ラピスラズリは耐久性に優れているので、ジュエリー以外にも時計や置物など、いろいろなアイテムに加工されます。複数の鉱物が合わさってできているため、組み合わせで色が変わるのも特徴です。最も美しく見えるのはフラットにカットされたものと言われています。
ラピスラズリは12月以外に9月の誕生石として扱われることもあります。
ラピスラズリの石言葉とパワー
ラピスラズリの石言葉は「幸運」「健康」「高潔」「尊厳」「真実」「幸福の入口」などです。外的な災いのみでなく、自分自身の心の邪念も払いのけてくれると言われています。ラピスラズリを身に着けた時に苦難を乗り越えると、持ち主は人間的に成長できるそうです。もしかしたら、ラピスラズリは人生のストーリーを表すような宝石と言えるのかもしれません。
12月誕生石に似合う色と、mi lunaおすすめジュエリー

ブルーを基調とした3種類の12月の誕生石。それぞれに合う色やアイテムとともに、一緒に合わせたいmi lunaおすすめのジュエリーを紹介します。
ターコイズには、春らしい色を合わせる
ターコイズ(ターコイズブルー)と相性が良いのは、春らしいイエローやピンク、グリーンなど、見ていてわくわくするようなカラーです。桜のような薄いピンクとは特に相性が抜群です。
ターコイズのジュエリーと合わせるのにおすすめなのは、淡いピンク色が可愛いローズクオーツのリング。ローズクオーツの石言葉は「平和」「愛の告白」「真実の愛」「美」などです。ターコイズと合わせて、よりおしゃれに見せてはいかがでしょうか。
タンザナイトには、モノトーンを合わせる
タンザナイト(濃い青〜紫色)には、白や黒が似合います。タンザナイトのような濃い青色と黒の組み合わせにプラスして、小物も黒系統でまとめると都会的な大人っぽい印象になります。また、コーデに白を散りばめると旬な着こなしに。白いブラウスにタンザナイトのネックレスやピアスが映えるでしょう。
ラピスラズリには、同系色のブルー系を合わせる
星空のような深い青色のラピスラズリは、スカイブルーやインディゴなどの同系色と相性が良いです。爽やかなスカイブルーは心のモヤモヤを取り払い、晴れ晴れとした気持ちにさせてくれる色で、ラピスラズリを合わせると個性的なイメージになります。デニムなどにもよく使われるインディゴ(藍色)はカジュアルさや軽快さがあり、ラピスラズリとコーディネートすることで引き締まったイメージになるでしょう。
ブルー系の宝石を使ったジュエリーを探している人におすすめなのは、ブルートパーズ。ブルートパーズは、ラピスラズリよりも明るいブルーです。同系色でコントラストをつけることで、誕生石ジュエリーのコーディネートを楽しんでみてはいかがでしょうか。
誕生石ジュエリーで、いつもの装いをアップデート

12月の誕生石であるターコイズ、タンザナイト、ラピスラズリは、どれもブルーを基調とした宝石。それぞれが持つ意味は異なるので、今の自分に合うものを選んでみてはいかがでしょうか。誕生石があしらわれたジュエリーを身に着け、いつもの装いをさらに輝かせてくださいね。