- Fashion
- 2023.02.04
パールジュエリーで垢抜けコーデ!シーン別の活用術や種類の選び方を紹介
パールにはいくつかの種類があります。お気に入りを見つけてコーディネートに取り入れる前に、まずはそれぞれの特徴を知っておきましょう。本記事ではパールの基本情報や種類の選び方、シーン別のコーディネート術、お手入れや保管の方法を紹介します。記事を参考に好みのパールジュエリーを見つけてみてください。
パールはコーデに取り入れやすいトレンドのアイテム
上品に輝くパールは冠婚葬祭のイメージがあるかもしれませんが、実はカジュアルなスタイルにも取り入れやすい宝石です。コーディネートを見る前に、まずはパールの意味を紹介します。
パールとは二枚貝から採れる宝石のこと
パール(真珠)とは、海や川・湖に住む二枚貝から採れる丸い宝石のこと。貝殻と体を覆っている膜の中に異物が入り、身を守るために貝殻と同じ成分で何層にも異物を包み込むことでパールができます。
パールは神秘的な輝きを放つ宝石で、「月の涙」や「涙の象徴」とされていました。国葬でイギリスのエリザベス女王が悲しみを表す宝石としてパールを身に着けたことから、日本でも葬儀でパールを着ける習慣が定着したと言われています。
普段使いからフォーマルまで使いやすい
パールは冠婚葬祭だけではなく、子どもの入学式や卒業式、カジュアルなシーンでも身に着けられる宝石です。一粒でも存在感を放つので、身に着けると上品で凛とした印象を与えてくれます。パールは種類によって形や色が違うので、シーンや好みによって選んでみても良いですね。
パールの種類の選び方
一口にパールといっても、種類によって身に着けた時の印象が異なります。王道のアコヤパールや個性的な形のバロックパール、大粒のシロチョウパールなど、それぞれに魅力があるので迷ってしまうかもしれません。ここではパールの主な種類の選び方を見ていきましょう。
王道のクラシカルなアコヤパール
クラシカルな雰囲気を纏いたいなら、王道のアコヤパールがおすすめです。アコヤパールはアコヤ(阿古屋)貝から採れるパールで本真珠とも呼ばれます。ほど良い大きさの粒で、きめが細かく美しい「テリ」がフォーマルなシーンにもピッタリです。
アコヤ貝自体が比較的小さく、1つのアコヤ貝から1つしか採れないため、希少性の高いアコヤパール。なかでも日本産のアコヤパールは品質が高く、海外からも高い評価を得ています。
個性的でトレンド感のあるバロックパール
トレンド感を取り入れたいのなら、バロックパールを選んでみてください。バロックパールとは、丸くないデコボコしたパールのこと。個性のあるバロックパールは、二つとない形をしています。機会を逃すとその時に良いと思った形に出会えることはないでしょう。
パールは、年月をかけて少しずつ形成されて丸いかたちに仕上がります。しかし途中で核に異物が付着すると、丸からいびつな形に変化してしまい、それを中心に形成されるため個性のあるバロックパールができあがるのです。
個性的な形が魅力的なバロックパール。自然の中での偶然できた形なので、この世に二つと同じ形は存在しません。バロックパールを選ぶときは第一印象で選びましょう。
大粒でインパクトのあるシロチョウパール
存在感のあるパールが好みなら大粒のシロチョウパールはいかがですか。シロチョウパールとは、貝の中では最も大きなシロチョウ(白蝶)貝からできたパールのこと。アコヤ貝からできたパールは大きくても8mmほどですが、それと比べてシロチョウパールは大きいものだと18mmを超えることがあります。養殖期間が2年近くあるため大粒で巻きが厚く、深みのある輝きが特徴です。
シロチョウガイには、真珠層の周縁部が黄色(ゴールドリップ)のものと銀色(シルバーリップ)のものがあり、黄色から取れたものはゴールデンパール、銀色から取れたものをシルバーパールと呼びます。特にゴールデンパールの美しさはシロチョウパール特有の輝きを持ち、多くの人を魅了しています。
バリエーション豊富な淡水パール
ピンクやオレンジ、ブルーやグリーンなど多彩なカラーや形を選びたいなら淡水パールがおすすめです。淡水パールの魅力は、やわらかくなめらかな輝きを放つ色にあります。このような色味は淡水パールならではで、特にピンクやオレンジなどの天然カラーが人気です。
イケチョウ貝という大形の二枚貝から採れる真珠で、多くは中国から輸入されてます。良質なものだとミラー調になり、他のパールに負けない輝きを放つ魅力的なパールです。3〜7年かけて作られる淡水パールは、長い年月をかけて真珠層を作っていることもあり、比較的汗に強いのが特徴。
【シーン別】パールジュエリーのコーディネート術
パールジュエリーはさまざまなシーンでコーディネートをワンランクアップしてくれます。カジュアルからフォーマル、オフィスなどシーンによって垢抜けた印象になるパールジュエリーのコーディネート術を紹介します。
カジュアルなスタイルに合わせてパールを普段使いする
デニムやシャツ、スニーカーにパールを組み合わせると、大人のカジュアルスタイルが叶います。チェーン×パールのネックレスでトレンド感のあるコーディネートに。手元にパールのブレスレットも着けると、コーディネートが統一され、きちんと感をプラスできます。
冬の暖かコーデに存在感のあるパールをオンする
冬の寒い時期の厚着にも存在感のあるパールなら負けることなく、コーデをワンランクアップさせてくれます。グレージュのやわらかいニットにパールのリングを合わせると、クラシックな雰囲気に。一緒にパールのピアス、ネックレスも身に着けると一気に垢抜けたスタイルが叶いますね。
パーティや学校行事にはリングやピアスで華やかな印象にする
パーティや入学式などの華やかなシーンには、パールジュエリーを身に着けて明るい印象に。特に学校行事では、ネイビーやブラックなど色味の落ち着いた服を選びがちです。そこにパールを身に着けるだけで、上品で華やかな印象を与えてくれます。
オフィスではツヤ感のあるパールジュエリーを身に着ける
しっとりとしたツヤ感のあるパールジュエリーは、オフィスに向いているアイテムです。ツヤ感のあるパールジュエリーは、フェミニンさを抑えながらクールな印象に。また、髪の毛をアップした時に品のある輝きを放つパールが首元にあると、洗練さをプラスできます。パールと天然石のジュエリーを組み合わせるのも素敵ですね。
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パールジュエリーの取り扱い方法
パールジュエリーは美しく繊細です。その美しさを永く保つためにはお手入れ方法や保管方法に気を付けるポイントがあります。最後にパールジュエリーの取り扱い方法を解説します。
着用後はやわらかい布でお手入れする
パールは汗や化粧品、洗剤などが付着するとシミになったり、変色したりする可能性があります。パールジュエリーを着用した後は、やわらかい綺麗な布で拭いておきましょう。
また、パールは基本的に穴を開け加工することで製品化されていて、その穴に水が入ってしまうと輝きが減少する恐れがあるので、水洗いも避けるべきです。通常の使用なら全体をさっと拭いて、汗をかいた場合は1粒ずつ揉むように丁寧に拭くのが良いでしょう。
温度変化の少ない暗所で保管する
パールジュエリーを保管する時には、湿度と温度変化の少ない暗所に置いておきましょう。湿気があると水分を吸収し膨張、乾燥による収縮を繰り返すため、亀裂の発生や光沢を失うことにつながります。
また、直射日光も避けることが必要。日光があたると真珠の成分である炭酸カルシウムの結晶をつなぐタンパク質が変質し、黄ばみの原因となってしまうためです。パールは硬度が低いためやわらかく、他のジュエリーとぶつかると傷がつく可能性もあります。そのため仕切りのあるケースに保管しましょう。
パールジュエリーでコーディネートをクラスアップさせよう
パールは種類によって形や特徴が異なり、身に着ければ普段のコーディネートにアクセントを加えられるジュエリーです。それぞれの特徴を活かしてカジュアルなシーンからフォーマルなシーンまで幅広く身に着けて、パールジュエリーでさらにファッションを楽しみましょう。