- Jewelry Tips
- 2021.07.06
5月誕生石|エメラルドと翡翠の石言葉。2つの宝石を使ったジュエリーも紹介
生まれ月の宝石を身に着けると幸せが訪れるとされる誕生石。自然の力によって守られたり、助けられたりするとお守り的な意味合いをもつと信じられています。ここでは5月の誕生石エメラルドと翡翠(ヒスイ)の歴史と特徴、石言葉、期待される効果、誕生石を使ったおすすめのジュエリーを紹介します。
INDEX
5月の誕生石①エメラルドについて
思わず見入ってしまう深い緑色が特徴的なエメラルド。歴史は長く、多くの権力者たちから愛されてきた宝石です。5月の誕生石の1つであるエメラルドの歴史と特徴、石言葉、期待される効果を紹介します。
エメラルドの歴史
紀元前3000年より前から産出されていることが分かっているエメラルド。とても長い歴史をもち、世界三大美女の1人、クレオパトラも愛用していたと言われる石です。古代の人々は、エメラルドを魔界の宝石として考えており、さまざまな言い伝えや物語の中でも魔力を秘めた石として紹介されています。また、ローマ神話ではヴィーナスに捧げる石として記述されたり、インドでは毒に対して効果があると王族たちに重用されたりしていました。
エメラルドの特徴
鉱物的にはベリル(緑柱石)に分類され、アクアマリンなどと同じ仲間です。人の歯よりも硬度はありますが、宝石内に空洞や内包物が入りやすく、割れやすいので注意が必要です。内包物が多いので、樹脂やオイルに浸して傷を隠す処理がされており、処理した石でも「天然」表記することを認められています。
エメラルドの石言葉と効果
エメラルドの石言葉は「希望」「幸運」「愛情」「安定」「恋愛成就」などの意味が込められています。愛にまつわる力が強く、愛情を育んだり、性的な魅力を引き出してくれたりするといわれる石。エメラルドのグリーンは、不安を取り除いてストレスを緩和することや、心を落ち着かせ癒しを感じる効果があるとされています。内面から癒しを与え、自分を慈しむことを助けてもらいたいときに身に着けると良いでしょう。
5月の誕生石②翡翠について
古代から王族に愛された翡翠(ヒスイ)は、とても神聖な位置づけで、お守り力の高い宝石として重宝されてきました。5月の誕生石である翡翠の歴史と特徴、石言葉、期待される効果を紹介します。
翡翠の歴史
古代では呪術や信仰用に王族を中心に使われてました。中国では「玉(ぎょく)」と呼ばれ、王の象徴であり特別な宝石として位置づけられています。「玉に五徳あり」ということわざの、仁・義・礼・智・信の徳を備えた石として、身に着ける人に支配力を授けてくれるという考えがあるそうです。日本でも縄文時代から使用されていた石と伝えられています。天皇の皇位の証で代々受け継がれてきた三種の神器の1つ「勾玉(まがたま)」も翡翠製です。
翡翠の特徴
翡翠の色は代表的な緑色でも濃淡の幅があるほか、白・青・茶・ラベンダーなどカラーバリエーションが豊富です。翡翠はジェードと呼ばれ、鉱物学上では「硬玉(ジェダイト)」と「軟玉(ネフライト)」の2種類に分類されます。区別するため、より価値があるとされている硬玉を本翡翠と呼ぶこともあります。
翡翠の石言葉と効果
翡翠の石言葉は「幸福」「繁栄」「長寿」「健康」「福徳」などの意味が込められています。世界各地で使用されていましたが、どの場所でも神聖で、魂を浄化して救う宝石と考えられていたようです。今でも精神を安定させて、病から身を守る宝石とされ、生涯の健康と幸せを与えるお守りとして愛されています。
誕生石リングをおしゃれに重ね着けする方法
誕生石は単体でも十分華やかですが、重ね着けしてもおしゃれを楽しめます。ここでは誕生石ジュエリーのおしゃれな重ね着け方法を紹介します。
その他のリングはシンプルなものを選ぶ
重ね付けを楽しむ場合は、誕生石リングを主役として考え、他のリングはシンプルなデザインのものを厳選しましょう。そうすることで、バランス良く重ね付けを楽しむことができ、誕生石もより際立ちます。
リングのカラーをまとめる
重ね付けしても、リングの色をまとめると統一感が生まれておしゃれな印象に仕上がります。ゴールドは華やかでフェミニンな印象を、シルバーはクールでかっこいい印象を演出することができるので、その日のファッションに合わせるのもおすすめです。
5月の誕生石エメラルド、翡翠をファッションに取り入れて
愛の力が強いエメラルドと、生命活動に力を与え、長寿の象徴とされる翡翠。どちらも前向きな石言葉を持ち、緑色を連想させるカラーは、5月の新緑の季節にぴったりの誕生石です。エメラルドと翡翠どちらもファッショナブルで宝石の形や大きさを選べばどんなシチュエーションにも合わせることができます。自分の誕生石をお守りジュエリーとして購入するのはいかがでしょうか。