- Sustainable
- 2021.07.06
サステナブルジュエリーが注目される理由。エシカルとの違いや各ブランドの取り組み
サステナブルとは「持続可能な」といった意味です。ここ最近は“サステナブル”や、“サステナビリティ”といったキーワードをよく耳にするようになりました。なかでも、サステナブルな素材から作られたジュエリーが注目を集めています。ここでは、サステナブルの意味や、サステナブルジュエリーを扱うおすすめブランドを紹介します。
INDEX
- サステナブルとエシカルについて
- サステナブルの意味と注目される理由
- エシカルとの違い
- サステナブルジュエリーについて
- サステナブルジュエリーとは?
- どんな素材が使われている?
- 【老舗】サステナブルジュエリーを扱うブランドの取り組み事例
- Tiffany(ティファニー)
- MIKIMOTO(ミキモト)
- 【D2C】サステナブルジュエリーを扱うブランドの取り組み事例
- PRMAL(プライマル)
- Alexandra Hakim(アレクサンドラ・ハキーム)
- mi luna(ミ ルーナ)
- mi lunaのジュエリーデザイン
- お守りジュエリーに最適「カラーストーンのピアス」
- 大きな石が魅力的な「カラーストーンのリング」
- 上品な輝きを放つ「パールのピアス」
- ジュエリーでサステナブルアクションの第一歩を実践してみよう
サステナブルとエシカルについて
一緒に見聞きすることが多い、サステナブルとエシカルという言葉。意味が混同されがちですが、両者にはれっきとした違いが存在します。まず初めに、サステナブルの意味と今注目されている理由、エシカルとの違いから見ていきましょう。
サステナブルの意味と注目される理由
サステナブル(Sustainable)とは、「持続可能な」を意味する言葉です。現在、地球は貧困や飢餓、テロだけでなく、差別や天然資源の枯渇、人権侵害など多くの課題を抱えています。
なかでも特に地球温暖化が深刻なため、世界各地で異常気象が幾度となく発生しています。現在の地球が抱える数々の問題を解決するため、世界規模で取り組む「SDGs(持続可能な開発目標)」が掲げられました。このSDGsによって企業が目につけたのが、環境にかかる負荷の少ないサステナブルな商品やサービス。そのため、私達の普段の生活の中でも“サステナブル”という言葉を見かける機会が増えています。
エシカルとの違い
エシカルとは「道徳的」や「倫理的な」という意味。例えば「エシカル消費」など、最近では社会貢献を意味する言葉として使用されることが多いです。
一方のサステナブルは、社会を形作る構造を指す言葉として用いられます。サステナブルな社会を作るためには、エシカルな考えや行動が必要です。つまり、サステナブルとエシカルは密接な関係にあります。
サステナブルジュエリーについて
近年、サステナブルな素材から作られたジュエリーの注目度が急激に高まっています。ここでは、サステナブルジュエリーについて紹介します。どんな素材が使用されているのか、チェックしていきましょう。
サステナブルジュエリーとは?
「持続可能な社会を実現するための第一歩を、ファッションから踏み出そう」という取り組みの一環が、サステナブルジュエリーです。
環境や社会問題に対して貢献できる素材、あるいは環境・社会問題が悪化するような素材以外で作られているジュエリー製品が、サステナブルジュエリーと呼ばれています。サステナブルジュエリーを選ぶことで、消費者として環境問題の解決の手助けができます。
どんな素材が使われている?
ジュエリーに用いられることの多い、ダイヤモンド。実は、ダイヤモンドの採掘が環境に与える悪影響が問題視されています。実際、ダイヤモンドを1カラット採掘するために掘り返される土の量は、およそ250トンにもおよびます。
環境に配慮するため、天然宝石よりも環境への負荷が少ないクリーンなダイヤモンドとして「合成宝石(人工宝石)」が誕生しました。エシカル志向の海外セレブやミレニアル世代から支持されていて、今注目を集めています。
他にも、デッドストック(=売れ残った品物)や、中古品などのジュエリーをリユース、もしくはリメイク、リフォームした素材もあります。サステナブルジュエリーは、これらの素材を使っていることが多いのが特徴です。
【老舗】サステナブルジュエリーを扱うブランドの取り組み事例
サステナブルな考え方のもとで、環境や人に優しい取り組みで生まれたブランドは数多く存在します。私達が知っているような、あのブランドもサステナブルの取り組みを推進しています。まずは、老舗有名ブランドに絞って見てみましょう。
Tiffany(ティファニー)
Tiffanyはジュエリーブランドの中でも、サステナブルに対する意識が高いブランドです。慈善活動に積極的に取り組むティファニー財団を2000年に設立するなど、20年以上も自然環境のサステナビリティに貢献しています。
また、Tiffanyは内戦が起こっている紛争地で採掘されるダイヤモンドを使用していません。原産地を公開するためにも、2019年からは0.18カラット以上のダイヤモンドはすべて、原産地の情報を消費者に提供しています。
MIKIMOTO(ミキモト)
MIKIMOTOは、1893年に世界で初めて真珠養殖に成功したブランドです。なんと創業時から1世紀以上もの時間をかけて、資源や環境を守る研究や取り組みを続けてきました。真珠養殖の過程で排出される貝殻や貝肉などを、すべて有効利用して製品作りをしています。
【D2C】サステナブルジュエリーを扱うブランドの取り組み事例
続いて、D2Cのサステナブルジュエリーブランドを紹介します。D2Cとは「Direct to Consumer」の略です。自分で製作した商品を広告代理店や小売店などの業者を挟まず、SNSやECサイトなどを使って消費者と直接取引する販売方法を指します。D2Cブランドは、サステナブルな取り組み内容がブランドごとに多種多様で、個性が溢れています。
PRMAL(プライマル)
PRMALは、2020年に立ち上がった日本発のD2Cブランドです。扱っているジュエリーは、地球環境に優しいラボグロウンダイヤモンド (合成ダイヤモンド) を使用している点が特徴。合成ダイヤモンドは天然のダイヤモンドよりも、水域を汚染したり、土壌を荒廃させる心配がないため、環境への影響を抑えられます。
PRMALのサステナブルな要素は、使用する素材だけではありません。売上金の1%を森林保全に寄付する慈善活動も行うなど、サステナブルに積極的に取り組んでいます。
Alexandra Hakim(アレクサンドラ・ハキーム)
Alexandra Hakimは、拾得物や使用済みの素材を直接アクセサリーに使用しています。捨てられてしまうようなものをリサイクルして、新しい商品として生み出しているため、ゴミを最小限に、そして資源を再利用しているのがポイントです。もちろん、ジュエリーはすべて手作業で作られています。
mi luna(ミ ルーナ)
当ブランドmi lunaも、サステナブルな消費と生産を目指すブランドの1つです。mi lunaは「地球からの贈り物である天然石を、時を超えて人から人へと受け継ぎ、輝き続けてほしい」という想いから2019年に誕生しました。
リングとピアスに使用している天然石は、コメ兵が買い取ったジュエリーの中から厳選したものをリメイクしたものです。新しい商品へとリデザインして生まれ変わらせる、循環型の発想から生まれたmi lunaのジュエリーは、身に着ける人を輝かせてくれるものばかり。1万円台からと、手に取りやすい価格帯も魅力です。
mi lunaのジュエリーデザイン
mi lunaのジュエリーは、職人の手によって生まれ変わったもの。リデザインされたことで新たな輝きを放つジュエリーは、ファッションに彩りを与えてくれるでしょう。地球環境とファッションの両立を目指すサステナブルブランド、mi lunaのおすすめジュエリーを紹介します。
お守りジュエリーに最適「カラーストーンのピアス」
大きな石が魅力的な「カラーストーンのリング」
上品な輝きを放つ「パールのピアス」
ジュエリーでサステナブルアクションの第一歩を実践してみよう
ファッションを楽しみつつも、地球環境の保護に貢献できるなど、良いこと尽くめのサステナブルジュエリー。長く愛用できる上に価格も手が届きやすいものが多いので、まずはジュエリーからサステナブルアクションの第一歩を実践してみてはいかがでしょうか。
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